けやき通信
2013年6月23日
断熱改修~温度差のない住まいへ
現在、新築の家では高気密・高断熱の家というのがひとつの大きなキーワードとなっています。
家づくりも進化しているのです。 *気密の気は空気でななく、水蒸気のことです。
最近の日本の気候は昔と違い、夏はとても暑く、冬は寒い。
冬は昔の方がもっと寒かったような気もしますが、それは住環境がよくなかったからそう感じた
のかもしれません。昔は家中が寒かった。今は冷暖房機器の発達で、家の中に温度差があります。
そして、夏はとんでもなく暑くなりました。
住まいも高気密・高断熱になることで、外の環境の影響を受けにくくなるように進化してきました。
次世代省エネ基準というものができたことも大きな要因でしょう。
この基準をクリアすることで、住宅ローンの利息が安くなるというメリットがきっかけとなり、
建てる方々の知識が高まってきたことも、家の進化に寄与しています。
こうしてよりよい住まいづくりに、つくり手も住まい手も進んでいくことはとてもよいことですよね。
ではリフォームやリノベーションではどうでしょうか?
解体して骨組みにして間取り変更などをするリノベーションでは、断熱改修は基本です。
キャッツリフォームでは、リフォームの一部改修でも、床や壁、天井を張替したりする時は、
必ず断熱のチェックをして現在の基準にあった状態にします。
今まで多くの工事をさせて頂きましたが、ひどい断熱状況にたくさん遭遇しました。
やはり、住まいにとっても住む人にとっても、断熱はとても大切です。
デザイン、素材などをうんぬんする前に、まず基本的な家としての在り方、それが断熱です。
気密はリフォームやリノベーションには、新築で一からつくり上げる状況とは違って難しい部分があります。
私たちは、工事をさせて頂くところに関してはできる限り気密性 をよくする方法をお勧めしています。
気密性の高い家というと、密閉された息苦しい家と勘違いされますが、それは違います。
密閉しなければいけない部位としてはいけない部位を明確にして、室内の空気の流れをコントロールする ための
手段です。そのことを知っている建築関係者(建築会社、設計士、大工など)は、気密を重要なポイント と
思っています。
「高気密はパッシブでない。」 とトンチンカンなことを言う建築関係者は、単なる勉強不足です。
リノベーションなどの大がかりな工事は、その家にとっても何度も機会があるわけではありません。
せっかくのチャンス、ぜひ断熱改修もご一緒にしてください。
住む人が健康で暮らせるように
住まいがいい状態で住み継がれていくために
断熱、気密はとても大切なことです。
キャッツリフォームはこれからも 「断熱改修・気密改善」 をご提案させて頂きます。