けやき通信
2013年9月29日
断熱材のこと
私たち紙太材木店、キャッツリフォームが高気密・高断熱の家にこだわるようになったのは、
たくさんのリフォーム工事を手掛けさせていただいたお陰だからです。
壁内でカビで真っ黒になった断熱材や下部へ落ち込んでしまっていた断熱材。
断熱のない状況の家、壁や床にできたカビの模様、とても寒い部屋、反対に暑くなりすぎる2階の部屋。
寒い冬に外壁に結露でできた模様、掃き出しサッシの結露の影響でブカブカになったフロア・・・などなど、
断熱材にまつわるたくさんの事例を拝見しました。
それまでも住む人が健康に暮らせるように、室内を自然素材でリフォームとお勧めして参りましたが、
家のそのものが健康でなくてはいけない! それこそが住む人が健康で暮らせること! と思い至りました。
新築はもちろんのこと、リフォームやリノベーションでも断熱改修は可能です。
ツーバイフォーのリノベーションをさせて頂いたお住まいに真夏の外気33℃の日中お邪魔した時、
断熱改修もしっかりしていたので、オーニングで日射遮蔽して朝から日射しを入れなかったLDKは
エアコンなしで涼しかったです。 断熱改修のお陰で、きっと真冬も寒さを感じにくくなっていると思います。
十数年前以前に建てられた家は、断熱に関して今ほど言われていませんでした。
どこのお住まいも同じような状況でしょう。
リフォームで気密性を上げることはむつかしくても、断熱性能は十分上げることができます。
ひと昔前は一般的だったグラスウールの断熱材・・・今ではよくない断熱材のように言われます。
セルロースファイバーや羊毛でなければいけないとまで言う住宅会社もあるようです。
断熱材に求められるのはあくまでも 断熱性 です。それ以上でも以下でもありません。断熱材が自然素材である
必要性??? 断熱材は何よりも 経年変化しないこと が大事です。
壁内結露をしないように入れることが大切なことであり、科学的に精査された方法で適切に施工されれば
グラスウールでも何の問題もありません。
そのものが最大限に効果を発揮する施工方法を知っているか、きちんと施工しているかが重要です。
そのためには、私たちの参加している 高気密・高断熱・適切な換気 を真摯に研鑽している、
全国から集まる建築家の研究集団の精緻した情報が活きてきます。
新築だけでなく、リフォームにも応用できるとても貴重なデーターです。
私たちは、住む人のために、住み継がれる家のために、大切なことをこれからもご提案していきます。